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■つるこうでおま! 笑福亭鶴光自伝

●落語ブームの渦中を快走する笑福亭鶴光。
高校時代から本格的に落語家を目指し、卒業後、六代目笑福亭松鶴に入門。
修行の日々〜マスコミでの活躍を経て、今年還暦を迎えて思うこれからの落語に対する決意……。芸談たっぷり、そして苦労の連続だった少年時代の過酷な生き様、『オールナイトニッポン』裏話も満載。
●特典CDには、落語『袈裟御前』と、ボーナストラックも『ええかええのんか』!
(1)生い立ち〜青春(2)入門(3)初高座
(4)修行、しくじり、いい話
(5)オールナイトニッポンで全国区へ!
(6)いま思うボクの好きな上方落語
(7)松鶴の落語と四天王(8)東京の落語界に乗り込む
(9)マスコミで活躍(10)交友録(11)寄席雑感
序文より
いやぁこうして自伝を出すのは、実に久しぶり。
中にも書きましたが、ボクが『かやくごはん』という本を出したのが昭和四十九年だから、今から三十年以上も前。
当時はボクも三十歳に満たない頃……、そりゃギラギラしてました。土曜深夜一時から五時までノンストップでしゃべり続けた後、始発の新幹線で大阪にとんぼ返りして、そのまま仕事に行っても全く疲れを感じませんでした。
今でも「鶴光さんは昔と全く変わらないですね」なんて言われたりします。
気持ちは、あの頃とちっとも変わっていません。けれどあの頃から倍ほど年を取ったわけで、今年、還暦を迎えました。
さすがに無茶はしなくなりました。かつて『鶴光のオールナイトニッポン』を聴いてくれていたリスナーも同じだけ年を取っているわけですね。十代だった人は四十代のおやじ世代。
皆さん元気にしてまっか?
本を出さないかと声をかけてもらった時〝還暦だし、人生の原点に立ち返るチャンスかもしれない〟と引き受けることにしました。
この本は『かやくごはん』その後、という感じで書きました。
三十年以上の間にいろんな事がありました。師匠、松鶴も旅立ちました。
来年は六十一歳で亡くなった母と同じ年になります。母と過ごした日々、そして師匠の思い出を記すと共に、還暦を迎えたボクの生き様の全て。そして自分の落語はこの六十歳からいちばん良い所へ向かう、その決意を込めて書きました。
〝あいつ、ホントはこんな男やったんや〟、そんな感じで受け止めてもらえれば本望です。
笑ってそしてちょっぴり泣いて頂けると作者冥利につきます。
それでは「鶴光という生き方」の一席、しばしおつきあいください。
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